筒香嘉智の現在は?2026年成績・MLB挑戦からDeNA復帰までの軌跡を徹底解説
横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智は、2016年にセ・リーグの本塁打王と打点王を同時に獲得した、日本を代表する左の長距離打者だ。MLB挑戦を経て2024年に古巣へ復帰し、再び横浜のユニホームを着てプレーしている。2026年10月現在、34歳となった筒香は、NPBの舞台でどのような成績を残しているのだろうか。
和歌山県橋本市で野球を始めた少年時代から、横浜高校での活躍、DeNAの主砲として輝いた2016年、そしてYoshi Tsutsugoとして挑んだ米国での日々まで。日本野球機構(NPB)、MLB公式記録、横浜DeNAベイスターズの球団発表をもとに、筒香嘉智の経歴、年度別成績、MLB時代、復帰の経緯、2026年の最新成績を時系列で整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の所属:2026年も横浜DeNAベイスターズでプレー。レギュラーシーズンは99試合出場、打率.260、20本塁打、49打点を記録した。
- 最大の実績:2016年に打率.322、44本塁打、110打点をマークし、セ・リーグの本塁打王と打点王を獲得した。
- MLB挑戦と復帰:2020年にタンパベイ・レイズでメジャーデビュー。米国での挑戦を経て、2024年4月16日にDeNAとの契約合意が発表された。
【プロフィール】筒香嘉智とは何者?和歌山県橋本市からプロ野球の主砲へ
筒香嘉智(つつごう・よしとも)は、1991年11月26日生まれ、和歌山県橋本市出身のプロ野球選手だ。右投左打で、身長185センチ、体重97キロ。横浜DeNAベイスターズでは背番号25を着けている。
横浜高校で実力を磨き、2009年のドラフト会議で横浜ベイスターズから1位指名を受けてプロ入り。2010年に一軍公式戦へ出場し、若くして将来の主砲候補として期待を集めた。プロ入り後は長打力だけでなく、四球を選ぶ能力や得点圏での勝負強さも伸ばし、チームの中心打者へと成長していった。
出身地の和歌山県橋本市に目を向けると、野球以外の記録も残っている。小学校6年生だった2003年7月25日には、第38回交通安全子供自転車県大会に恋野小学校のチームリーダーとして出場し、個人の部で1位を獲得。学校の12連覇と全国大会出場にも貢献した。地元とのつながりを示すエピソードの一つだ。
また、兄の筒香裕史は少年スポーツの指導者として知られる。筒香嘉智を理解するうえでは、プロ選手としての実績だけでなく、出身地や少年期のスポーツ環境にも目を向けると人物像が立体的になる。
なお、米国でプレーしていた際の登録名は「Yoshi Tsutsugo」。日本語表記の筒香嘉智と英語表記のYoshitomo Tsutsugo、そしてMLBで用いられたYoshi Tsutsugoは、いずれも同一人物を指している。

【経歴・年度別成績】2010年のプロ入りから2026年までを時系列で整理
筒香のプロ野球人生は、若手時代の試行錯誤、2014年以降の本格的な台頭、2016年のキャリアハイ、そして米国挑戦と日本球界への復帰という流れで捉えられる。日本野球機構の個人年度別成績を確認すると、特に2014年から2019年にかけて主軸として安定した出場を続け、2016年には打撃成績が大きく飛躍したことがわかる。
以下はNPB公式記録に基づく年度別成績の一覧だ。2020~2023年は米国でプレーしたため、NPBの年度別成績には該当する出場記録がない。2024年以降はDeNAでの成績を掲載している。2026年の数値はレギュラーシーズン終了時点の記録だ。
| 年度 | 所属 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 横浜 | 3 | .143 | 1 | 1 |
| 2011 | 横浜 | 40 | .241 | 8 | 22 |
| 2012 | DeNA | 108 | .218 | 10 | 45 |
| 2013 | DeNA | 23 | .216 | 1 | 3 |
| 2014 | DeNA | 114 | .300 | 22 | 77 |
| 2015 | DeNA | 138 | .317 | 24 | 93 |
| 2016 | DeNA | 133 | .322 | 44 | 110 |
| 2017 | DeNA | 139 | .284 | 28 | 94 |
| 2018 | DeNA | 139 | .295 | 38 | 89 |
| 2019 | DeNA | 131 | .272 | 29 | 79 |
| 2024 | DeNA | 57 | .188 | 7 | 23 |
| 2025 | DeNA | 75 | .228 | 20 | 43 |
| 2026 | DeNA | 99 | .260 | 20 | 49 |
出典:日本野球機構(NPB)「個人年度別成績」。2010~2019年、2024~2026年の各年度の公式記録に基づく。
数字の推移で注目したいのは、2014年に打率.300、22本塁打、77打点を記録して打者としての存在感を高め、2015年には24本塁打、93打点へと成績を伸ばした点だ。そして2016年に44本塁打、110打点という圧倒的な数字を残した。
2017年以降も、2018年の38本塁打、2019年の29本塁打など、長距離打者としての実績を積み重ねている。NPB通算では、2026年シーズン終了時点で1,199試合、1,144安打、252本塁打、728打点、打率.276。日本球界で積み上げた実績の大きさは、単年の本塁打数だけでは測れない。
【2016年の本塁打王・打点王】筒香嘉智が打撃二冠に輝いた理由
筒香嘉智のキャリアを語るうえで、2016年は欠かせないシーズンだ。NPBの公式記録によると、筒香は133試合に出場し、469打数151安打、打率.322、44本塁打、110打点を記録。セ・リーグの最多本塁打者賞と最多打点者賞を同時に獲得した。どちらも自身初のタイトルだった。
本塁打数はリーグ2位の山田哲人の38本を6本上回り、打点も山田の102打点を8上回った。さらに長打率は.680、出塁率は.430。長打を打つだけでなく、四球などで出塁する能力も備えていたことが、当時の記録から読み取れる。
打撃成績をもう少し詳しく見ると、四球は87個。打率だけでなく、出塁率と長打率の両面で高い水準に達していた。打者の評価では本塁打数が目立ちやすいが、出塁して攻撃の機会を広げ、長打で走者をかえすという複数の役割を果たしていたことが、110打点という数字にも表れている。
当時の筒香はチームのキャプテンも務め、横浜DeNAベイスターズを球団として初のクライマックスシリーズ進出へ導く活躍を見せた。個人タイトルとチームの躍進が重なったことで、2016年は筒香の名前が広く知られる転機になった。
この年の実績は、単に「44本塁打を打った選手」という説明に収まらない。打率.322、出塁率.430、長打率.680という成績が示すのは、打席での対応力と長打力が同時に高い水準に達していたことだ。筒香がNPBを代表する強打者として評価される根拠は、こうした総合的な打撃成績にある。
出典:NPB「2016年度セントラル・リーグ表彰選手」「2016年度公式戦成績」、横浜DeNAベイスターズの2016年打撃二冠王獲得に関する発表。

【MLB時代】Yoshi Tsutsugoとして挑んだ米国での挑戦と成績
2019年シーズン終了後、筒香は米国でのプレーに挑戦する道を選び、2020年にタンパベイ・レイズでメジャーデビューを果たした。日本で確立した長距離打者としての実績を、より高いレベルの投手が集まるMLBで発揮できるかが注目された。
MLB公式の選手記録によると、筒香のメジャーリーグでの出場は2020~2022年の3シーズンにわたり、レイズ、ロサンゼルス・ドジャース、ピッツバーグ・パイレーツの3球団でプレーした。2022年には再びパイレーツで出場機会を得たものの、シーズン途中で退団。その後はトロント・ブルージェイズ傘下のマイナーリーグ球団にも所属した。
MLBのレギュラーシーズン通算成績は、182試合、557打数110安打、18本塁打、75打点、打率.197、出塁率.291、長打率.339、OPS.630となっている。日本での実績と比較すると、期待された長打力を安定して発揮することには苦戦した。
MLBでは、2020年に8本塁打、2021年にも8本塁打を記録した一方、2022年は50試合の出場で2本塁打にとどまった。特に2021年はレイズからドジャース、パイレーツへと所属先が変わっている。出場機会や役割が安定しにくい環境で、継続的に結果を残す難しさもあった。
2023年にはテキサス・レンジャーズ傘下のマイナーリーグ球団でプレーした後、米独立リーグを経てサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下に所属。2024年も米国でメジャー再昇格を目指していたが、最終的には日本球界への復帰を選択した。
ここで押さえておきたいのは、「2020年から2024年までMLBの公式戦に出続けていた」という理解は正確ではないことだ。メジャーリーグの公式戦出場は2022年までで、その後はマイナーリーグや独立リーグでプレーしていた。米国挑戦の全体像を理解するには、メジャーの成績とマイナーでの活動を区別する必要がある。
出典:MLB.comのYoshi Tsutsugo公式選手ページおよび年度別成績。
【DeNA復帰の経緯】2024年4月、5年ぶりに横浜へ戻った理由と背景
筒香の日本球界復帰が正式に発表されたのは2024年4月16日だ。横浜DeNAベイスターズは、筒香と2024年シーズンの選手契約を結ぶことで合意したと発表。背番号は、かつての日本でのプレーを象徴する「25」となった。
球団の発表では、筒香の経歴として横浜・横浜DeNAでの2010~2019年の在籍に加え、レイズ、ドジャース、パイレーツ、ブルージェイズ傘下、レンジャーズ傘下、米独立リーグのスタンテンアイランド、ジャイアンツ傘下でのプレーが整理されている。米国で複数の所属先を経験した後、古巣への復帰が実現した形だ。
4月18日には横浜スタジアムで公開入団記者会見が開かれ、球団発表によると約9,600人のファンが集まった。球団の告知でも「5年ぶりに横浜スタジアムへ帰ってくる」選手として紹介され、筒香の復帰がファンにとって大きな出来事だったことがうかがえる。
ただし、復帰を単純に「MLBで通用しなかったから帰国した」と説明するのは不十分だ。米国での成績は厳しいものだった一方、筒香はメジャーの複数球団やマイナーリーグでプレーを続け、機会を探してきた。2024年の復帰は、そうした挑戦の後に日本で再びプレーする選択をしたというキャリア上の転換点として見るべきだろう。
復帰後の2024年は57試合出場、打率.188、7本塁打、23打点。シーズン途中からの合流だったこともあり、数字だけで復帰後の評価を決めるのは早計だった。2025年には20本塁打を記録し、2026年も20本塁打を維持している。日本で培った長打力を再び発揮しながら、出場機会と打撃の安定性を取り戻してきた過程が見て取れる。
出典:横浜DeNAベイスターズ「2024年シーズン 選手契約について」「筒香嘉智選手 公開入団記者会見」。

【2026年最新成績】現在の筒香嘉智はどこまで復調したのか
2026年10月時点で、筒香嘉智は横浜DeNAベイスターズに所属している。NPB公式の2026年シーズン終了時点の記録では、99試合に出場し、339打数88安打、20本塁打、49打点、打率.260、出塁率.364、長打率.484を記録した。
復帰初年度の2024年は打率.188、7本塁打。2025年は打率.228、20本塁打、43打点へと数字を伸ばし、2026年は打率.260、20本塁打、49打点となった。2025年と比べて本塁打数は同じだが、打率は.032上昇し、打点も6増えている。出場試合数も75試合から99試合へ増加した。
この推移からは、復帰後に出場機会を増やしながら、打率と打点を改善してきたことがわかる。一方で、2016年の44本塁打、110打点という全盛期の数字と比べれば、まだ大きな開きがある。現在の筒香を評価する際は、過去のキャリアハイだけを基準にするのではなく、復帰後の出場数、打率、出塁率、本塁打数、打点の変化を合わせて見ることが大切だ。
特に注目したいのは、2026年に20本塁打を記録したことだ。日本球界復帰後、2年連続で20本塁打に到達しており、長打力は依然として大きな武器になっている。打率.260、出塁率.364という数字も合わせると、本塁打だけでなく、出塁して攻撃の機会をつくる働きも評価材料になる。
もちろん、2026年の成績だけで今後の打撃を断定することはできない。年齢、出場機会、守備位置、相手投手との相性など、打撃成績には複数の要素が関係する。現状を正確に捉えるなら、「2016年のキャリアハイに戻った」と評価するより、「復帰後に長打力を維持しつつ、打率と打点を改善したシーズン」と整理するのが妥当だ。
出典:NPB「個人年度別成績」。2026年レギュラーシーズン終了時点の公式記録。
【筒香嘉智】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:筒香嘉智は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
2026年現在、横浜DeNAベイスターズに所属しています。2024年4月に古巣への復帰が発表され、背番号25でプレーしています。2026年のレギュラーシーズンは99試合に出場し、打率.260、20本塁打、49打点を記録しました。
Q2:筒香嘉智が本塁打王・打点王を獲得したのは何年ですか?
2016年です。セ・リーグで44本塁打、110打点を記録し、本塁打王と打点王の二冠を獲得しました。打率も.322に達し、出塁率.430、長打率.680という優れた成績を残しています。
Q3:筒香嘉智のMLB時代の成績と登録名は?
MLBでの登録名はYoshi Tsutsugoです。2020~2022年のメジャー公式戦通算成績は182試合、18本塁打、75打点、打率.197、OPS.630。その後は米国のマイナーリーグなどでプレーし、2024年にDeNAへ復帰しました。
まとめ:筒香嘉智の現在と今後を見極める3つのポイント
筒香嘉智は、横浜高校から2009年のドラフト1位でプロ入りし、横浜DeNAベイスターズの主砲として成長した選手だ。2016年には44本塁打、110打点でセ・リーグの打撃二冠を獲得。2020年から米国での挑戦を続け、2024年4月に古巣への復帰を果たした。
2026年の最新成績は、99試合、打率.260、20本塁打、49打点。2016年の全盛期と同じ数字ではないものの、復帰初年度から打率、本塁打数、出場機会を改善してきた経過には注目する価値がある。
筒香の現在を理解する際には、次の3点を押さえておきたい。
- 過去の実績:2016年の本塁打王・打点王獲得は、打率、出塁率、長打率も高水準だったことを含めて評価する。
- MLB挑戦の実態:メジャー公式戦の成績と、その後のマイナーリーグや独立リーグでの活動を分けて把握する。
- 復帰後の評価:2016年の数字だけを基準にせず、2024~2026年の出場数、打率、本塁打、打点の推移を比較する。
2016年に日本球界を代表する強打者として頂点を経験し、米国での挑戦を経て再び横浜に戻った筒香嘉智。2026年は20本塁打を記録し、復帰後も長打力を示した。今後の評価では、打率と出塁率のさらなる向上、安定した出場機会、そして勝負どころでの打撃が注目点になる。横浜DeNAベイスターズの中心打者として、どこまで存在感を高めていくかが引き続き見どころだ。 (出典: 筒 香 嘉 智(Yahoo!ニュース))